幼い頃からかたくなに守り続けてきたもの・・それは・・
マルシエロの心の音色をたどるMarcielo History
Vol. 1 小3で出会ったベートーヴェンの「運命」
 ピアノを習いだしたのは小学3年の時です。本当はもっと早く始めたかったですね。すでに幼稚園の頃から音楽には興味を持っていました。童謡とかいろいろなレコードを聴いたりしていました。また、幼稚園がキリスト教系だったのでクリスマスになると先生がサンタの衣装を着て歌を歌ってくれるのです。それがすごく印象に残っていて、今から思うと教会の中で賛美歌を歌っているようなイメージですね。そういった教会の響きをイメージするような音楽は特に自分のイマジネーションを広げることが出来たと思っています。歌は大好きでした。ウチの庭には鉄棒があったので、その上に乗って毎日大きな声で歌っていた記憶があります。
 小3でピアノを始めて、最初の発表会で弾いたのはベートーヴェンの「トルコ行進曲」です。もちろん簡単にリアレンジしてもらったものですが、演奏中は緊張もせず、とても幸せな気分だったことを覚えています。私はベートーヴェンが大好きで、その中でも「運命」に惹かれていて、それが出会いでクラシックの音楽に引き込まれていきました。小学校の時は本当にベートーヴェンとモーツァルト、いわゆる古典派の音楽しか弾いていなかったです。
 中学に入って、やっとショパンとか、比較的新しい音楽に触れる機会が多くなりました。「惑星」のホルスト、「春の祭典」のストラヴィンスキーなど、詳しい友人がいたので少しずつジャンルが広がっていきました。それから、クラシックの枠内ですが自分の波長とリンクできるような「作曲家探し」が始まりました。中3の時にソビエトの作曲家のショスタコーヴィチに出会ったのです。ちょっと難解な音楽でしたが、その人の作品の交響曲とかにある意味、ベートーヴェン以来の大きなショックをもらった感じでした。    To be continued.
Vol. 2 抑圧されても魂は負けない・・ショスタコーヴィチに惹かれて・・
Photo by Hiroyuki Takei 撮影協力 ル・ミディ